赤帽の引っ越し料金は単身パックより安い?
(引用:全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会)
赤帽は「単身引越し料金が安い」というイメージがありますが、大手引っ越し業者の単身パックよりも安いのでしょうか?
また運べる荷物量にはどれくらいの違いがあるのでしょうか?
そこでこの記事では赤帽の引越料金相場、運べる荷物量や、単身パックとの違い等についてくわしくご紹介していきます。
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赤帽の運賃料金の種類
赤帽の料金の算出方法は、
距離性運賃料金
時間制運賃料金
引越運賃料金
の3種類がありますが、引っ越しとして赤帽を利用する場合は、引越運賃料金又は引越運賃準拠料金が適用されます。
引越し運賃料金例
作業時間2時間以内・走行距離20Km以内の場合⇒13500円
(1台1行程・ドライバー1名、土曜・日曜・祝祭日は2割増)
■距離制運賃料金
赤帽の料金は基本的に距離制運賃料金(走行距離に応じて料金が設定されている)が適用されています。この距離制運賃に積込&積降時間(30分以降30分毎に500円)や荷待時間(60分以降30分迄毎に1000円)に応じた追加料金・休日、深夜、早朝の割増料金が加算されます。
■時間制運賃料金
赤帽の運賃は基本的に距離制ですが、渋滞や混雑が予想される地域での配送や、搬出・搬入に時間がかかる配送については、時間制運賃料金が適用されることがあります。
赤帽で運べる荷物の量は?
次に赤帽で運べる荷物量をみていきましょう。
赤帽で使われる車両は軽トラック(軽自動車の規格に該当する小型トラック)。代表的な荷台のサイズは、
【長さ194p×幅141p×高さ129p】程度となっています。
最大積載量は350kg以下で、運べる荷物量の目安は畳約1.5畳分です。
ここに積める荷物量は一般的に、
単身者の家具家電一式(エアコン、ベッド、テレビ、小型冷蔵庫、洗濯機、食器棚など)+ダンボール10個程度
となります。
赤帽は大手引越し業者が提供している単身パックと比較されることがありますが、一番の違いは「赤帽はシングルベッドが運べるが、単身パックでは運べない」という点でしょう。
更に、軽トラに積める具体的な荷物量についての記載をネットで調べてみましたので参考にして下さい。
- エアコン1台
- 机&椅子一式
- シングルベッド1台
- テレビ1台
- パソコン1台
- 冷蔵庫(小)1台
- 食器棚1台
- ダンボール×10個
- 洗濯機1台
- 布団一式一組
- 冷蔵庫(小)1台
- 机1個
- テレビ1台
- カラーボックス1個
- ストーブ1台
- 衣装ケース3個
- こたつ1台
- ダンボール120サイズ×10
- シングルベッド
- チェスト
- TVボード
- ローテーブル
- 本棚
- 単身用冷蔵庫
- 全自動洗濯機、
- 42型テレビ、
- レンジ
- 扇風機
- 掃除機
- 空気清浄器
- 姿見
- カラーボックス
- 衣装ケース3個
- ダンボール10個
赤帽と単身パック、単身引越しプランの料金を比較
赤帽での引越しを検討するなら、単身パックや一般的な単身プランと比較しても料金が安いのか調べておきたいところです。
まず、ここまで赤帽の料金、荷物量について確認してきましたが、同一市内、隣接市区町村といった近距離の引越しであれば、赤帽は1万円代の料金が可能と言えます。
<赤帽〜作業時間が2時間以内の場合の料金例>
移動距離 | 〜20km | 〜30km | 〜40km | 〜50km |
---|---|---|---|---|
平日 | 13500円 | 15660円 | 17820円 | 19980円 |
休日 | 16200円 |
18800円 | 21390円 | 23980円 |
(参照:赤帽 松本運送(東京))
次に、引越し業者の単身プランは、
2トンショート(又はロング)トラック利用
基本的に作業員が2名
が一般的で、同じ内容(距離、荷物量)の引越しなら大体20000円代〜30000円代前半の料金となります。
また、専用ボックス(カーゴ)1台でいくらという料金設定の単身パックの場合、早割・WEB割・平日割などを併用すれば料金は10000円代になります。
日通単身パックS:16000円〜
ヤマト単身引越サービスmini:11000円〜
ただし、カーゴ1台の荷物量は赤帽の軽トラックの約半分程度です。
つまり軽トラック1台分の荷物がある場合はボックス×2の料金がかかります。
さらに3ボックス分の荷物量がある近距離引越しでは一般的な引っ越しの単身プランの方が安くなるでしょう。
また、単身パックではシングルベッドは運べません。
こうして比較してみると、
- 近距離(同一市区内〜同一県内程度)
- 荷物量がある程度少ない
単身引越しなら赤帽はかなりお得な料金で引っ越せると言えそうです。
あなたの単身引越しは安くなる!
荷物の量や距離(近距離または長距離)、時期によって最安値となる引っ越しプランや業者、方法は異なりますので、あなたの引っ越しに合った格安な方法を見つけて下さい。
赤帽のメリットとデメリット
ここまで説明してきた、赤帽の料金と荷物量も含めて、赤帽を利用するメリットとデメリットについてまとめてみました。
赤帽のメリット
費用が安い
繰り返しになりますが、一番のメリットは引越し費用が格安であることでしょう。
一般的な引越しプラン、単身パックと比較しても、近距離なら赤帽の方が安いケースが多いです。(ただし、土日祝日、繁忙期、遠距離等は追加費用が発生しますので注意が必要)
軽トラックで小回りがきく
赤帽が使う軽トラックは2トントラックより小さいので、比較的狭いスペースでも駐停車が可能。道路幅や駐車スペースが狭い場所でも、搬出搬入作業ができるのもメリット。
駐停車スペース確保の問題から、一般の引越しプランでは作業量や作業時間が超過する転居先でも、赤帽ならスムーズに作業できるケースもあります。
引越し先迄同乗させてもらえる
赤帽は基本的に作業員兼ドライバー1名の為、あいている助手席に乗車させてもらえます。
引越し先に一緒に行ってすぐに作業が開始できるので、交通費も時間のムダもありません。
融通をきかせてくれるケースもある
赤帽は個人事業主。大手引越し業者のようなマニュアル対応ではなく、個人裁量が大きいというのもメリットの一つでしょう。
引越しの日時や追加料金の発生判断など、大手に比べると、ずっと柔軟に対応してくれるケースもあるようです。
赤帽のデメリット
作業を手伝う必要がある
赤帽の作業員は基本1名ですから、一人では運べない家電、家具などの搬出入は手伝うことが前提となります。
男性ならまず問題ありませんが、洗濯機、冷蔵庫、ベッド等、重くて運びにくいものは、殆どの女性には厳しいでしょう。
怪我や物損があれば、かえって高くつきますので、自分が手伝えるかどうかは十分に検討する必要があります。
運べる荷物量が少ない
一般的な引越しの単身プラン(2トントラック)と比較すると、軽トラック1台分の積載量は少なめです。
ただし、単身パックのカーゴの2倍程度は積めます。これを多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれですが、不用品は処分して自分の荷物量を確定し、正確な見積りを取ることが必要です。
人による違いがある
赤帽は個人事業主ですから、料金体系は同じでも、依頼先によって作業の質には違いが生じます。
殆どの赤帽が問題ないと思われますが、見積りの段階で納得できない、不信感を抱いた、あまり相性がよくない等の場合は、当日もその人が作業するのですから、別の業者を検討した方がいいかもしれません。
まとめ
赤帽の引越しの特徴をまとめてみると、
軽トラック1台分の荷物が運べる、これは一般的な単身プランより少ないが、単身パック1BOXの2倍程度
近距離で荷物が軽トラックに載りきる引越しなら1万円代が可能
作業員は1名なので自分も手伝う必要があるの(女性には厳しい)
などがあげられます。
赤帽は料金が安く、近距離の単身引越しにはおすすめです。
ただし引越し業者のなかには赤帽同様のトラック1台、作業員1名という格安プランを提供している業者もあり、必ずしも赤帽が一番安いとは限りません。
また荷物量がかなり少なく、ベッドもない場合は単身パックとも見積りを比較してみたほうがいいでしょう。