転勤での引越しストレスを最小限にする方法(転勤族妻に聞いてみた)
転勤のある仕事をしている夫を持つ妻の目線で転勤の引越しストレスを考えてみました。
ある日夫に辞令が出て転勤が決まると、妻や子ども達はそれに合わせて引越しをしなくてはなりません。ごく普通に考えれば、多分にストレスのあることでしょう。
そんな転勤族の妻が感じる引越しストレスを最小限にしたいと考え、経験者の声を集めました。参考にしてみてくださいね。
転勤が決まった!!いちばんのストレスは何?
夫が転勤を打診された、または辞令が出た、そういった話をされるとまだ転勤に慣れていない妻は動揺してしまうと思います。
転勤族の先輩主婦に『もっともストレスを感じるのは何か』『どうしたらそれを回避できるか』を尋ねてみました。
文句を翌日に持ち越すことで喧嘩も減り、ストレスも激減!
「1回目の引っ越しのときは子どももいなくてまだ新婚だったので、お互いにいたわり合っていたのでトラブルはありませんでした。
2回目の引越しでは、お恥ずかしい話ですが離婚寸前の大げんかをしました。
今思えば夫にとっての転勤は、住居の引越しだけでなく仕事場も変わるわけですから私よりずっとストレスがあったはず。私もそのときは1才3ヶ月の娘がいて育児が大変だったのでついついあたってしまって・・・。
だけど、もっともストレスを感じるのは間違いなく夫婦の不仲です。
私の場合は、言いたいことがあってもすぐに口にせず『明日言えばいいや』と翌日に持ち越すことにしました。冷静に尋ねれば済むことを喧嘩腰で口にすることを避けるためです。
その後の転勤では引っ越し中も喧嘩することなく、ストレスも激減しました」
パートを辞める度にストレスを感じましたが・・・
「どちらかというと家事や育児をするよりも、私は外に出て働きたいタイプです。パートタイマーやアルバイトという立場でも、長く働けば頼りにされて、やりがいも出てくるし働きやすくなったりもします。
転勤で引越しをする度に『あ〜あ、仕事辞めなきゃ』というのがストレスでした。
夫には充分な収入があるので私がそうした不満を口にすると『そもそも仕事する必要ないんじゃない?』と言われますので、不満を口にすることをやめました。
何か言ったところで会社の辞令が取り消されるわけでもないですし、今後夫が反対して本当に仕事に出られなくなったら困るので。転勤は粛々と受け止めます(笑)」
引越し前後の不便な生活を乗り越えるには
引越しの前後は普通の暮らしができなくなりますよね。大量の荷物を片付け、これまた大量の段ボール箱を片付け…子どもがいればその合間に洗濯もしなければならないですし食事の支度もあります。
『ストレスが溜まってもう限界!!』そんなとき、先輩主婦達はどうやって乗り越えてきたのでしょうか。
引越しの期間は節約をあまり意識しない
「普段は家計簿をつけて節約しています。外食費がかさんだり、余分な買いものをしたり、そういうことがストレスなので引越しの期間だけは家計簿を細かくつけず、節約もあまり意識しません。ストレス解消にハーゲンダッツも買っちゃいます!!」
夫の両親と同居するよりは・・・
「実は私、夫の両親があまり好きではありません。ですので『あの人たちと同居するよりは…』と思うとたいていのことは我慢できます(笑)」
荷物の整理に頑張り過ぎない
「転勤族あるあるだと思うんですけど、前の引越しからずっと開けないままの段ボール箱を持って次の引越しをすることもあります。反省なんかしませんよ。必要になったら出せばいい、というスタンスに変えて、必死で引越し荷物と格闘することはやめました」
知らない転勤先の土地に慣れるには
見知らぬ土地でこれから暮らしていく、というのもある種のストレスですね。
美味しい洋食屋さんもケーキ屋さんも、安いスーパーもドラッグストアも、気の合う人がカットしてくれる美容院も一から探す必要があります。
どうしたら転勤先の土地に早くなじんでいけるのでしょうか?
人間関係は慎重に
「今はネットで情報を集められるからそんなにストレスはないかも知れませんね。私の頃は近所の人にいろいろ教えてもらったりしました。
一度、とてもおせっかいな方に尋ねてしまってその後もちょっとお付き合いに苦労したので、今は自分からぐいぐい質問はしません。自然と気の合いそうな人がみつかるまでは自分ひとりで行動しながら慣れていきます」
趣味で友達を作る
「子供が小さいうちは親同士ということで知り合いもできやすいし、買いもの情報も教えてもらえます。夫婦ふたりだけや子供が高校生より大きいとあまり知り合いができにくいですね。私は趣味でフラダンスをしているので、まずフラの教室を探し、そこで知り合いや友人をつくります」
まとめ
夫が転勤することで夫婦げんかになってしまうのはとても残念なことですね。
「自分もストレスが溜まって大変だけれど、夫はもっと大変なはず」と思いやることができればいいのですが、なかなか難しいことでしょう。
勢いで話してしまわない、不満は口にしないなどは役立ちそうですね。
不便な生活は、引越し時期は仕方ないと割り切って節約を諦めたり、マイペースで家事をこなしたりすることでストレスを溜めないことがコツのようです。
その土地の知り合いも、無理に作ろうとせず子供関係のお付き合いや趣味を通じて気の合う人と出会うことがポイントになるようです。