引っ越しの際の不用品を簡単&格安に処分する方法は?
引越しは荷物整理のチャンス。これを機会に不用品や粗大ごみを処分しようと考える方も多いでしょう。
実は引越作業と同時に不用品・粗大ゴミ処分や買取サービスを実施している引越し業者がいるのをご存じでしょうか。
引っ越し当日に全てやってもらえる為、手間がかからずラクだと評判です。
そこで、この記事ではこのような引越し業者による不用品回収や買取と、不用品回収専門業者ではどちらを利用するのが得なのか?何が違うのか?について解説していきます。
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引越し業者に不用品回収を依頼するメリット
引っ越し当日に、不用品を引越し業者が処分してくれる(回収又は買取)最大のメリットは準備の手間が全く必要ないことです。
自治体の粗大ゴミ回収は事前申込、支払い、指定日時に指定場所迄の搬出が必要ですし、不用品回収業者やリサイクルショップは引越し当日以前に見積もり依頼、搬出が必要です。
引越し前は梱包や手続きなどの準備で多忙ですので、当日迄何もしなくてよいというのは非常に有難いメリットと言えるでしょう。
できればラクして、損なく処分していきたいですから、引越業者による不用品回収は条件が合えば積極的に利用したいところです。
不用品回収を行っている引越し業者
まずは実際に、引越しと同時に不用品回収を行っている引越し業者をピックアップしてみました。
ヤマトホームコンビニエンス 不用品買取サービス
ヤマトでは不要になった家具・家電の買取りサービスを行っています。
買い取れるものは、
- 冷蔵庫・洗濯機など家電類:製造より6年以内
- 家具類:購入より6年以内
- 雑貨など
となっており、事前相談の上、引越し見積もり時又は当日に現物査定してもらえます。リサイクル券の準備も不要です。
アップル引越センター 不用品買取&引取
アップル引越センターは大手リサイクル会社とのタイアップにより、家具家電であれば基本的に何でも回収可能(有料又は無料)としています。
引き取れないものは殆ど無い為、粗大ゴミ処分、不用品処分の手間がかなり軽減できるのが特徴。
事前相談の上、見積もりや引越し当日に査定、買取又は引取りとなります。
ハート引越センター 不用品引取りサービス
ハート引越センターは引越し時に不用品の無料回収サービスを行っています。
無料回収の目安は、
- 家具類:購入後5年以内
- 家電:PSEマークのARUMONO
- PC:購入後3年以内、作動するもの
となっています(無料で引き取れない場合は有料で廃棄処分となることも)。
見積もりの際に確認し、引越し当日に回収します。
日本通運 不用品(粗大ゴミ)のお引取り
不要なソファ、タンス、机などの家具類、リサイクル家電の回収相談を受付けています。
尚、地域によっては実施していない為、申込時又は見積もり時に要相談となっています。
<家電リサイクル法対象家電のみ有料回収している業者>
アート引越センター
家電リサイクル法対象家電以外も有料で回収していた時期があるのですが、現在は実施していません。また、詳細は営業所によって若干異なる為、自分の対象地域の営業所に確認が必要です。
サカイ引越センター
リサイクル家電の有料回収のみですが、ブランド品や生活家電・貴金属・AV機器(製造後5年未満)等については買取を実施しています。
アリさんマークの引越社
「リサイクル家電以外の不用品回収もやってもらえた」という口コミもありますが、営業所によって対応が違うこともあるので、電話で直接確認が必要です。
アーク引越センターの不用品回収
FC店に関しては家電リサイクル4品目であっても、回収できないとのこと。
以上、8つの引越し業者の不用品回収状況について調べましたが、業者によって家電リサイクル対象品目のみ、その他の不用品回収あり、買取あり等条件が少しずつ異なります。
面倒ですが、見積もりや問合せの時に相談して内容を確認した方がいいでしょう。
不用品回収業者について
次に、不用品回収専門業者の利用について一般的な流れを調べてみました。
申込迄の流れ
インターネットやタウンページ等で回収業者を選ぶ
電話(又はメール)で見積もりを依頼する
訪問見積りで不用品確認、見積もりを提示
金額に納得したら搬出日時決定
搬出終了次第料金を支払う
詳細は業者によって異なりますが、上記が一般的な流れです。
不用品回収業者のメリットとデメリット
不用品回収業者を利用するメリットは、
即日対応可能業者も存在
リサイクル家電、パソコンなども回収可能なので一度でOK
買取ってもらえるものもある
準備不要
等があげられます。
一方でデメリットとしては、
違法業者が存在する(後述)
自治体の粗大ゴミ回収より高額
等があげられます。
料金は?
不用品回収業者の料金体系は、
個別設定(不用品の種類毎に決められている)
トラック積み放題プラン(トラックサイズ毎に料金が決められている)
間取りプラン(部屋の広さで料金が決められている)
等があり、料金設定は業者によってかなりバラつきがあると言われます。
実際に相見積もりをとって業者別の料金の違いに驚いたという声も多いのが実情です。
従って適正価格で依頼するするには、訪問見積りの比較検討は欠かせません。
違法な不用品回収業者に注意
真面目な業者がいる一方で、違法な不用品回収を行う業者がいるのも事実で、独立行政法人国民生活センターのホームページには「廃品回収業者とのトラブルに注意!」という注意喚起がなされています。
更に、多くの自治体ホームページにも”違法不用品回収業者利用に注意してください”という内容の掲載が見受けられます。
トラブルとしては以下のような例があげられます。
無料だと思って不用品の処分を頼んだら、後で有料だと言われた。
車に積んだ後で、見積りの2倍以上の料金を請求された。
一度無料回収を頼んだら、その後、不用品がないか何度も訪問された。
(引用元:東京都多摩市ホームページ)
車で巡回しているのを呼び止める、ポストに入っていたちらしを見て電話する等はトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
前述の通り、こちらから業者を選んで電話やメールで訪問見積りをしてもらってから契約するといった用心深さが必要です。
引越し業者と不用品回収業者のどちらがお得?
このように引越し業者と不用品回収業者を比較してみると、どちらも「一度に不用品回収が完了する」便利さは共通していますが、
回収のタイミングは、
引っ越し当日に回収作業する引越し業者
引っ越し前に回収作業する不用品回収業者
という点で引越し業者の方が便利だと言えます。
料金に関しては、
引越し業者より不用品回収専門業者の方が安い
と言われています。
引越し業者は回収した不用品の処分を提携業者に依頼する為、料金は不用品回収業者より少しずつ高く設定されています。
数多くの処分を依頼すれば万単位で高くなるのは避けられません。
もし、節約を第一に考えるのであれば、不用品回収業者の相見積もりをとって比較検討した上で、引越し業者の不用品回収費用についても見積もり時や電話で確認し、両者を比較してから決めるのがベストです。
ただ、引越し業者に依頼すれば違法回収業者とのトラブルに巻き込まれる危険もなく、引越しと同時の処分で手間も時間も節約できるメリットがあります。
いずれにせよ、手間と時間がかけられるのであれば不用品回収業者と引越し業者を比較検討し、それが難しい場合は少しでも不用品回収費用が捻出できるように引越し業者との料金値引き交渉を進めるのが得策と言えそうです。
まとめ
引っ越しで出た不用品を処分してくれる便利な引越し業者の回収サービスがありますが、専門の回収業者とどちらがお得か比較してみると、
<引越し業者>
- 引越し当日に引取ってくれるのでラク
事前準備が不用でラク
料金は専門業者よりやや高い
引き取れない家具などもある
トラブルに巻き込まれるリスクがない
<不用品回収業者>
引越し業者より安く回収してくれる
引越し業者より回収品目が多い
違法業者を見分けるのが難しく、トラブルの可能性もある
等、両者それぞれにメリットデメリットがありますので、違いを理解した上で。手間や時間、予算に応じて検討してみて下さい。