家族引越しの費用を相場より安くするポイントは?
家族のいる引越しの料金相場はどれくらいでしょうか。
荷物量や移動距離によって異なるのは当然ですが、大体の相場を見積り前に調べておきたいもの。
また節約できるポイントも抑えて、引越し料金を安く出来たら嬉しいですよね。
家族引越し料金の相場や相場より安く引っ越すための節約ポイント等を大手引越しポータルサイトや体験談を参考にまとめました。
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大手引越しポータルの平均料金から見る家族引越し料金の相場
まずは引越し見積りの大手ポータルサイト数社の相場金額を元に、家族引越しの距離、人数別の相場平均費用を計算してみました。
2人 |
3人 |
4人 |
|
---|---|---|---|
〜約15km (同一市町村内) |
64,703円 |
77,137円 |
95,310円 |
〜50km未満 (都道府県内) |
69,920円 |
93,246円 |
111,460円 |
〜200km未満 (同一地方内) |
87,689円 |
110,346円 |
149,792円 |
〜500km未満 (近隣地方) |
131,708円 |
159,501円 |
183,073円 |
500km〜 (遠距離地方) |
164,297円 |
211,539円 |
256,065円 |
引越し料金は荷物量に左右されますし、上記は複数業者の平均値なので、あくまでもざっくりとした相場です。
とはいえ家族がいる引越しはかなり費用がかかることがわかります。
3人以上は安くても10万円近い出費となることが多く、4人以上ではたとえ超近距離でも10万円以上かかることが多いと考えた方がよさそうです。
引越し料金の計算方法〜荷物が減れば費用が安くなる!
引越し料金は通常「荷物量×距離による基本プラン」と「オプショナルプラン」の組み合わせで決まります。
基本プランでポイントとなるのは料金が異なるトラックのサイズ。
トラックのサイズは営業員が荷物量を確認して判断しますが、トラックが大きくなる程料金は高くなります。荷物を少なくすればトラックが小さくて済む為、料金の節約につながります。
荷物を減らすことが引越し料金の節約になるのは、こういった理由によるものです。
特に家族引越しの場合、そもそもひとりひとりの衣類や持物があって、荷物量が多めですから、しっかり断捨離して荷物を減らせば相場よりも安い料金で引越しできる可能性が高くなります。
また、オプショナルプランには、梱包代行や、特別な運搬や取り付け、取り外しが必要となる、電気製品や大型家具の運搬、電気工事を必要とするエアコン等の移設、粗大ゴミの引き取り、自動車輸送等が別料金として設定されています。
希望しなければ料金はかからないとはいえ、エアコン移設等は多くの家庭が利用するオプション。
注意したいのは旧居で利用していた配線等の付属品が新居では使えずその場で追加料金が発生するケース。オプショナルプランを利用する際には担当者と事前に設置場所や追加料金発生の有無などの打ち合わせが必要です。
引越し料金の相場を左右するその他の条件
移動距離、荷物量、オプション以外に引越し料金を左右する条件としては、時期、日取り、時間帯、エレベーターの有無などがあり、3月〜4月上旬の引越し繁忙期や土日祝日、午前中等は料金が高くなるのが一般的です。
ただし、よく調べれば、業者の都合等によっては相場より安くすることが可能なケースも。
例えば、比較的に高い時期でも、業者のスケジュールやトラックの空き状況によっては、平日や午後便、フリー便などを利用することで格安料金になる場合もあります。
このように引越しの料金には定価がありませんので、費用を節約したければ、時期は決まっていて高いからとあきらめず、いくつかの業者の見積り比較、価格交渉は必要です。
また、以下に10回以上の引越し経験のある転勤族の主婦の方から教えて頂いた、引越し費用を安くする節約術をまとめてみました。転勤などで家族が引越しをしなくてはならないという方は是非、参考にして下さい。
家族の引越し、無駄な出費を防ぐには【転勤族妻のアドバイス】
ひとり暮らしやカップルだけの引越しと違い、お年寄りや子ども、赤ちゃんやペットなどがいる家族の引越しは荷物も多く、引越し費用もかかります。
転勤の場合、会社が引越し費用は負担してくれることがほとんどですが、家族の引越しでは会社が負担してくれない部分に無駄な出費が隠れていると言えます。
どのような点に注意すれば無駄な出費を防ぐことができるのでしょうか。
引越し見積もりまでに家族全員のモノを減らす
引越しの見積は、荷物の量によって決まります。
トラックの大きさや台数が変わってくるからです。
だとしたら、引越しが決まったらすぐに、まずは荷物を減らす努力を始めましょう。
転勤で引越し費用を会社が負担してくれる場合でも、梱包作業などは自腹ということもあります。
荷物が多ければその部分の費用もかさみますから、どちらにしてもモノを減らすことは節約に効果があります。
家族の場合、たいていは衣類が整理できていません。
今は専業主婦という立場の人は少なく、共働きやパート、アルバイトで家庭の主婦も働いていることがほとんどですから、よほど日頃から整理整頓が行き届いている家庭でなければ、余分な衣類がたくさんあるはずです。
この機会に着ていない服は処分しましょう。
たいていの普段着は値段がつきませんから、Tシャツなどコットン素材のものは適当な大きさに切っておけば、引越し中の掃除に使えて便利です。
それ以外の衣類は、重量で買い取ってくれるリサイクルショップへ持ち込むなどして処分してしまいましょう。
子供服は、これから着る年齢のお子さんがいて、貰ってくれる人がいるなら差し上げましょう。
普段着だけではあげにくいかもしれませんが、入学式に着たスーツやスキーウエアなど高額で傷んでいないものも一緒に差し上げれば喜んでもらえるでしょう。
子どもの自転車やサッカーボール、バスケットボールなどもワンサイズ上に買い換えるならこの機会にすぐに処分を。もらってくれる人やリサイクルショップを探しましょう。
食器なども、思い切って見直してみる良い機会です。いつも同じ食器しか使っていないのに、食器棚の奥の方になんとなくとっておいた食器などありませんか?
箱入りの新品でないと引き取ってくれないリサイクルショップもありますが、中にはキレイなら引き取ってくれるところもあるので探してみましょう。
引越しの間に意外とかかる無駄な費用は楽しみながらカット
自分で梱包するとなれば引越しの1週間以上前から、引越し業者に梱包を依頼したとしても数日間は、通常の生活とは言えない状態が続きます。
家庭の主婦が家の中のことを把握していることが多いため、引越し作業のほとんどは主婦が中心となり、いつも通りの家事ができなくなってしまうのです。
当然、キッチンも片付けを始めてしまえば使えませんし、キッチンを最後に片付けるとしても空いた時間のほとんどを梱包作業に費やしていますから疲れ果てて料理をする気力はないことがほとんどです。
今はコンビニもありますしスーパーにはお総菜もありますから、食事が作れない時期があってもさほど不便は感じないでしょう。しかし、確実に出費はかさみます。
夫の転勤で数回の引越しを経験しているMさんは、「引越しはレジャーだと思うことにしている」と言います。
親が引越し作業に忙しくてかまってもらえない子どもは退屈してぐずぐず言いますから、それにいちいち応じていては自分もイライラしてしまい良くないと感じたことから、夫と相談して「いかに引越しを楽しむか」に考え方をシフトしたとか。
どうせ通常と違うのだからと、テーブルを部屋の端に寄せて、その上下には梱包の済んだ荷物を詰めていき、食事はレジャーシートを広げて床で食べるようにしただけで子ども達は大喜び。
日中、梱包作業をしているときには海やプールで使っている日よけテントを出しておくことで子どももその中で遊び、楽しむことができたとか。
Mさんは、外食より費用がかからずみんなが楽しめるよう、炊飯器とお米だけは最後まで出しておき、炊きたてのごはんに缶詰やレトルト食品でキャンプ風の食事を楽しんだのだそうです。
朝ごはんも、炊きたてのごはんでそれぞれがおにぎりを作るということで、ちょっとしたイベントのように楽しめたといいます。もちろん、引越し先でも開梱して片付けるという作業は主婦を忙殺しますから、家事にまで手がまわりません。
片付けが済んでいなくてキッチンがまだまともに使えない間も、「とりあえず炊きたてごはん」だけはすぐにできるようにしておくことで外食費用を節約できるとMさんは話してくれました。
4人家族の外食費用といえば馬鹿になりません。こうして楽しみながら節約できたら良いですよね。ある意味で子ども達への食育にもなることでしょう。
まとめ
家族の引越しは、その家庭の主婦にかなりの負担がかかってしまうことがわかりますね。また、子ども達も住まいが変わるという不安と、両親が忙しくてかまってくれないという不満でストレスが溜まってしまいます。
親が引越しに遊び心を取り入れて、上手にストレス解消してあげることが重要なようですね。大変なことが多い分、家族としての思い出も多く家族の絆も深まるとMさんは笑顔で話してくれましたよ。
前向きに楽しみながら家族の引越しでは無駄な出費を防ぎたいものですね。