引越し業者との値引き交渉で格安な見積もりを引き出すコツは?
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引越し料金を少しでも安くしたい・・・と誰もが考えますが、引越し業者から格安な見積もりを引き出すためには、どのように交渉を進めていけばいいのか、悩む方も多いはず。
引越し業者とはどのようように値引き交渉すればいいのでしょうか?
業者から格安な見積もりを引き出すためにまず覚えておきたいのは、定価のない引越しにおいては、1社のみの見積依頼ではなく、業者間で価格競争が起きる相見積もりが必須だということ。
基本的に相見積もりか、そうでないかで、見積もりの料金が変わってくるのです。
値引き合戦の結果、50%程度差が出ることもある引越しの見積もりですが、競争相手もいないのに自ら大幅値引きする業者はいないはずです。
つまり、交渉以前に相見積もりであるかどうかを伝えることが大前提となります。
伝え方は簡単、「ネットの一括見積もりを利用して数社に訪問見積もりをお願いしました」と言うだけで、勝手に値引き競争を始めてくれます。
まずは、一括見積もりで料金や対応を比較材料にして業者を絞り込み最低3〜5社程度に見積もり依頼しましょう。
一括見積で業者を絞るときは、大手だけでなく、中小業者も候補に入れることをおすすめします。(こちらも参考に⇒上手な引越し業者の選び方)
料金だけの比較では、大手より中小業者の方が格安にやる場合も少なくないからです。
特に、市内や県内の近距離引越しの場合、地域密着型の業者の見積もりが大幅に安いことも珍しくありません。
そして、訪問見積もりの際に、2社目に1社目の見積もり価格を、3社目に2社目の見積もり価格を引き合いに出し、値引き交渉するのです。
1社目には一括見積もりで一番安い見積もりを提示した業者に訪問依頼すると効率的です。
2社目以降の業者がより安い見積もりを出してくる可能性が高いからです。
そして、最後に、サービス内容も充実した最も依頼してみたいと思った業者に訪問してもらい、これまで最安値の見積もりを提示しながら、交渉する方法もおすすめです。(時間に余裕がある場合は、全ての見積もりが出揃った後に、再度交渉)
料金だけでなくサービス内容もしっかりチェックする
また、交渉する際は、料金だけでなくサービス内容も要チェックです。
引越し業者の見積もりは、トラックの大きさや作業員の数、時間指定の有無や曜日、オプションサービス等をしっかり確認し、条件を揃えてを比較することがポイントです。
同じ料金なら、作業内容やサービスの違いも交渉材料になります。
さらに、値段だけでなく、サービス内容や営業マンの対応、提案力等もしっかりと吟味することで満足度の高い引越しとなる可能性は高まるはずです。
引越しする日が確定しておらず、ある程度日程に余裕がある場合は、日程や時間によってどの程度の値引きが可能か?聞いておく事も忘れずに。
全ての業者の見積もりが揃うまで即決しない
注意点としては、依頼した全ての業者の見積もりを確認するまで、即決しないこと。
「この場で決めてくれれば、さらに安い料金にします」といわれても、「検討して後日ご連絡します」といって丁寧に断りましょう。決して感じの悪い高飛車な態度はNGです。
ダンボールを置いていくといわれた場合も、同様に断りましょう。
通常、ダンボールは契約確定後に受け取るものです。契約確定前に受け取ると、断りにくくなったり、返送費用が発生する等のトラブルになるケースもあるので受け取り拒否が鉄則です。
交渉を有利に進めるには、スケジュールに余裕を持たせることも大切
また、このように相見積もりをとり、複数業者と値段の交渉をするためにも、早めに引越しの準備を始め、ある程度の時間的な余裕を作ることも大切です。
引越し予定日が間近でスケジュールに余裕がないと、即日に業者を決めなければならず、じっくり値引き交渉できないといった事態になる可能性もあるからです。
早めに準備をすすめれば、早期申込による割引が適用されたり、業者が格安で請け負える日を選択できる可能性も高まります。
テクニックだけじゃない!交渉を上手に進める重要なポイントとは?
以上、業者との交渉の進め方やテクニックなどをご紹介しましたが、実は交渉のテクニックそのものよりも重要なことがあります。
それは、 引越し業者の営業マンに"安くしてあげたい"と好意をもたれること。
やはり営業マンも人間です。相見積もりをたてに、値引いて当たり前といった高飛車な態度のお客に破格な見積もりを提案してあげようという気持ちにはならないでしょう。
そういった人間的な観点からみた、引越し業者との上手な交渉方法について引越し会社に勤務経験のある方にインタビューしましたので参考にして下さい。
【業界経験者のアドバイス】引越し業者との交渉のコツや注意点
引越しというのは、何度もする人がいる一方で、まったくしたことがないという人もたくさんいるものです。
引っ越し経験がまったくないか、数回しかしたことがないという場合、いざ引っ越しをするとなったとき、上手に節約できる自信は持てないはずです。
30年前くらいまではトラックを手配して自分たちでしていた引越しですが、今では多くの引越し業者が存在します。家族での引越しとなるとほとんどの人が、ひとり暮らしの人でも今は引越し業者を利用すると思います。
引越しが決まって、見積もりをお願いした業者とはどのように交渉すれば良いのでしょうか。
引越し業者に勤務経験のあるKさんの話はとても業者と交渉する上で役立つはずですよ。
営業担当者にはバラツキがあることを前提に
車や家を買う場合もそうですが、営業担当者がいるような買いものは、営業担当者とのやりとり次第で良い気分で買いものできるかどうかが決まるといっても過言ではありませんよね。
これまでに出会った営業マンのことを思い出してください。満足できる良い営業マンにたくさん出会ってきたでしょうか?
「そんなことなら先に説明してくれれば良かったのに」というようにどこかに不満が残ったり、値引きをお願いしたところ逆に不遜な態度や慇懃無礼にされたり、あまり良い思い出はなかった人が多いと思います。
実は、良い営業マンというのはどの業界にもさほど多くはないのです。
なぜかと言えば、ものを売るという仕事はまさに、人と人とが商品を決めて支払いなどの受け渡しをするその場だけだとしても深くつきあう仕事だから。
そして、ものを売る仕事の多くにはノルマといった達成目標があるか、歩合給のため売らない限りあまり良い収入にはならないかのどちらかだから。
つまり、人と付き合うことが苦手という人がどんどん増えている現代、営業職を希望する人は少なく、仕方なく営業職になっても「この企業はブラックだ」などと自分に対して言い訳してすぐに辞めてしまうからです。
もちろん、営業担当者には良い人も多くいますし、誇りを持って熱心に仕事をしている人もいます。ただ、かなりバラツキがあると考えた方が、対応は楽になります。
期待するからがっかりするのであって、はじめは相手を確認するくらいのつもりで行動することです。
引っ越し経験が多く、自身も引越し業者でアルバイト経験のあるKさんは、「営業担当者にはバラツキがある」ということを理解した上で次のステップへ進むと良いと教えてくれました。
交渉の基本はお願いスタイルで。それではダメならきちんと主張。
男性に多いのが、大きな買いものをするときについつい「上から目線」になってしまうタイプです。ところが、ストレスの溜まっている営業マンにとっていちばんムカつくのがこのタイプ。
例えば、お見積の価格を提示するなり、「で、ここからいくら値引きできるの?これから他社の見積もりも取るから、安くしないと決めないよ」などとお客様に威張った態度を取られたある営業マンは・・・、
普段なら「そうですねえ、この部分をどうにか…」と対応しているのに、ついに限界が来てしまい「は?おっしゃる意味がわかりません。こちらがお値段になります」とキッパリ言って帰ってしまったそうです。
引越しの見積もりは、収納も含め家中のモノを見てもらってようやく値段が出るのです。営業マンだって、一生懸命です。それをいきなり「値引きは当然。他社と相見積もり」という態度を取られたら面白くはないでしょう。
交渉の場で不必要にへりくだる必要はありませんが、対等に、威張らずに、そして、素直なお願いスタイルがもっとも効果がありますよ。
「うわあ、けっこうかかっちゃうんだね。僕も君と同じサラリーマンだから、その金額はキツいなあ。節約できる方法があれば教えてもらえると嬉しいんだけど」
というような言い方がいちばんです。たいていの営業マンなら「ここを削ることができる」もしくは「値引きをする」話に進んでくれるはず。
ただし、はじめに言ったように営業マンは人間なので、バラツキがあります。
その人自身が悪い人ではなくとも、先ほどの例のようにたまたま限界が来ていた、疲れていた、などの理由でイライラしていることもあるかもしれません。
こちらが対等に交渉し、普通にお願いしているのに相手がとても失礼だと感じたら、その場合はハッキリ言って良いと思います、「すみませんが、引越しは大きなことなので、気分良くやりたいと思っています」と。
それでも態度が改まらないならいくら押されても決定せずに営業マンには帰ってもらい、他社の見積もりを取りましょう。
ここで妥協すると、引越し自体でクレームになったとき後悔しますよ。
(管理人から一言)
引越し業者を内側からも見たことのあるKさんは、同じ営業の仕事をしていても、ずいぶん違うなあ、と思っていたそうです。
やる気がなくてトラブルになっても現場任せにしてしまう人もいれば、自分ができることならすぐに現場に行くなど、お客様に対して誠実に対応している人もいるのだそうです。
つまり、はじめの営業マンの印象はそのまま、トラブルになったときにどう対応してくれるかに関わってくるということ。
業者との交渉の際にむやみに他社の値段をちらつかせたり、値引きを迫ったりするのは逆効果ですが、営業マンの言いなりになる必要はありませんね。
不満や不安があるならその場で決定せず、他の引越し業者に連絡した方が良さそうです。