長距離引越しを格安にする引っ越しプランとは?
長距離引越しの料金は20万円以上になるケースも珍しくなく、かなり高額な出費です。
距離に比例して高くなりますが、引越し方法によっては料金に差が出る為、じっくり比較検討することが節約の近道になります。
必要な条件を満たしつつ、長距離引越し料金を格安にする為の業者選びのポイントや、引越し方法の違い等、様々な方法をご紹介します。
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長距離引越しの料金相場は?短距離の場合と比較してみた
長距離引越と短距離引越ではどれくらい料金が違うのでしょう。50q迄の短距離引越しと500q以上の長距離引越しの通常期(5月〜2月)引越し費用の相場を比較してみました。
人数 |
〜50q未満 |
500q以上 |
---|---|---|
単身 |
21,600円 |
54,000円 |
2人家族 |
56,000円 |
150,000円 |
3人家族 |
75,600円 |
168,000円 |
4人家族 |
95,000円 |
262,000円 |
(引用:引越し侍〜引越し費用の相場と料金の目安)
距離に応じて料金が高くなるのは当然ですが、長距離は金額が大きい為、家族が多い(荷物量が多い)程、金額負担が重く感じられ、長距離になればなる程、引越し料金の節約がかなり大切になってくるのが分かります。
なぜ長距離引越しの料金は高い?
まずは引越し料金の内訳をしっかりと把握しましょう。
引越しには荷物を運搬するためのトラックが必要ですよね。単身引越しは荷物の少ない方が多いですが、家族引越しでは、荷物が多い分、容量の大きいトラックが必要になります。
トラックのサイズが大きくなればチャーター代もガソリン代も割高になります。
この他にも高速代、交代で運転をするドライバーの人件費や復路の人件費も加算されるため、長距離引越しの料金は高くなってしまうのです。
長距離引越しを格安にする方法
長距離引越しは混載便の利用で料金をかなり安くすることが可能です。ただし混載便には特に時間に関するデメリットが多い為、利用するなら十分な情報収集と比較が必須。
混載便のメリット、デメリット、各引越し業者の長距離引越し格安プランの情報をまとめました。
混載便
混載便とは同じ方面へ引越しされる複数の方の荷物を一緒のトラックに積み込み運搬することです。
混載便のメリット
複数の依頼者で費用を割り勘するので、依頼者一人当たりの負担する長距離引越しでかかる高速代やトラックのチャーター代、人件費などが安い。
混載便のデメリット
複数の荷物が集まってから引越し日時が決まるため、こちらで日時指定ができない。
複数依頼者の荷物を一緒のトラックに積み込むので荷物を紛失する可能性も。
帰り便
帰り便とは長距離引越しをして空になったトラックの荷台に新しい依頼者からの荷物を積み込み、帰社方面へ運搬することです。
帰り便のメリット
トラックの帰り道ついでの運搬なので引越し料金が安い。
帰り便のデメリット
行きの引越しが終わり次第の荷物の積み込みになるので日時指定ができない。
コンテナ便
コンテナ便とは貨物列車のコンテナに引越しの荷物を積み込み列車輸送で長距離引越しをすることです。
コンテナ便のメリット
最寄りの貨物駅まで列車輸送するため高速代やトラックを運転する人件費やガソリン代が抑えられ引越し料金が安い。
高速道路を使用しないので渋滞に巻き込まれ荷物が予定より遅れることがない。
コンテナ便のデメリット
列車の揺れにより輸送中に荷物が傷つく可能性がある。
コンテナが一定数溜まってから輸送されるので引越し先に荷物が届くのに時間がかかる。(逆にタイミングが合えばトラックより早く荷物が届くことも)
大手引越し業者の格安長距離プラン
アリさんマークの引越し社 JRコンテナ便
長距離エコ便
トラックの荷台に積み込みした荷物をJR貨物駅にてコンテナに移し貨物列車で輸送。
その後、引越し先最寄りの貨物駅でトラックに荷物を移し新居に運搬。長距離エコリーズナブルパック
「長距離エコ便」と同様JRコンテナを利用する引越プランですが、こちらはトラックの荷台ではなく最初からコンテナに荷物を積み込む方法。その後、JR貨物駅から輸送され引越し先の最寄り貨物駅にてコンテナを乗せたトラックで運搬し新居へ。
アーク引越センター 「ミニ引越し長距離プラン」
単身引越しなどの荷物が少なく、同じ方面へ引越しする方達を複数集めて長距離引越しを格安にする混載便。
ダック引越センター 「長距離混載プラン」
荷物が少なく、同じ方面へ引越しする複数の依頼者を集めて運搬する混載便。誤配を防ぐための依頼者別ステッカーの貼付は荷物紛失防止にもつながる安心ポイント。
中小引越し業者の格安長距離プラン
ムービングエス 割り勘便
同じ方面へ引越しする複数の依頼者の荷物を1台のトラックに詰め込み運搬して長距離引越しを格安にする混載便。
人力引越し社 京都発・京都着の遠距離格安プラン
京都⇔関東・中京便で毎週3往復しているため混載便でも2、3日で引越し可能。
帰り便で引越し料金半額。
スタームービング ワンルーム引越し格安混載便
格安混載便で東京から大阪までのワンルーム引越しが¥37,030〜で到着日指定も¥5,400〜可能。
コスコス引越センター 福岡発・福岡着の遠距離格安プラン
福岡⇔関西⇔関東便が毎週3往復しているため混載便でも2、3日で引越し可能。
帰り便で引越し料金半額。
少ない荷物なら格安な単身パックや宅急便、ゆうパックも
単身引越しで荷物が少ない場合は専用ボックスに積み込み運搬する単身パックもおすすめです。 ただし、引越し業者によりボックスの大きさに違いがあるため、業者の指定する荷物量に収まるかどうか、確認する必要があります。
また単身引越しで荷物が少ない場合(大きい荷物がない、家具備え付けマンションからの引越し等)は、宅急便やゆうパックを使った長距離引越しも選択肢のひとつです。
ゆうパックは荷物10個以上の荷物で割引もあり、さらに格安になりますよ。
やっぱり長距離引越しは大手がいい?業者選びのポイントは?
長距離引越しは最初から最後まで自社配送が可能な全国展開の大手企業が安心と言われています。確かに、中小引越し業者は途中から委託業者に引き継ぐケースも多く、引越し料金が高くつくこともあるようです。
ただし、中小引越し業者の中には、
特定地域間の往復ルート便が確立されており、格安な混載便プランを提供している業者や営業から作業員まで担当者が兼務し、遠方まで自社配送が可能で料金も大手に引けをとらない業者もいますので、対応可能地域なら検討の価値があると言えるでしょう。
また、混載便は確かに引越し料金が格安な点は大きなメリットですが、「日時を指定できない」「時間がかかる」「荷物紛失のリスクもある」等のデメリットもあります。
長距離引越しは、コンテナ便、混載便のメリットとデメリットをよく理解した上で、自分の引越しに必要な条件を満たしているかどうかを確認して、各社の引越し料金やプランを比較することが大切です。