様々なケースの費用を比較することが近距離引越し節約のポイント!
近距離の引越しの場合、
- レンタカーを借りて、知人に手伝ってもらい自力で引っ越す
小物は自分で運び大型家具や家電だけ業者に依頼する
トラック+作業員1名を依頼し、自分も作業を手伝う
引越し業者にトラック輸送だけ依頼し、搬出・搬入は自分たちで行う
荷造り、荷解き以外は全て引越し業者に任せる
等、様々な選択肢がありますが、それぞれの方法にメリット、デメリット、注意点もあり、料金も荷物の量や種類、建物の状況、トラブルの可能性等、ケースごとに異なり、一概にどの方法が一番安いとはいいきれません。
自力引越しを含め、実際に自分の引越しの条件や希望に合った様々なパターンの費用を計算し、比較検討することが、近距離引越しを安くするポイントといえるでしょう。
このページでは、近距離の引越しを格安にするための業者の選び方や格安プランのほか、引越し経験豊富な体験者にアドバイス頂いた、近場の引越しの節約術や注意点等をご紹介しますので、参考にして下さい。
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業者に依頼すればよかった・・・自力引越しのデメリットとは?
近距離の引越しの場合、費用を安くあげるためにレンタカーを借りて、自力で引っ越そうと考える方も多いのではないでしょうか。
確かに自分で引っ越し作業を行えば、レンタカー代とガソリン代それに知人に手伝いを頼んだ場合の謝礼等の費用を合計しても、業者に依頼するよりは安くあがります。(特に近距離の場合はガソリン代もあまりかかりません)
ただし、この費用は何もトラブルがなかった場合の計算です。
自力引越しの最大のデメリットは荷物の破損や建物の傷に対する補償がないこと。
素人の不慣れな運び方や養生の不備により、壁、床などを傷つけたり、家具・家電を破損させたりする危険性は少なくありません。
駐車スペースがない、高層階への搬入、狭い搬入経路、雪や雨等の悪天候等の悪条件が加われば、その危険性は更に高まります。
万が一、高額なパソコンやテレビを破損させてしまったり、賃貸住宅の壁にキズをつけてしまった場合、引越し業者の料金より高い出費になる可能性もあるのです。
自分のミスでなくても、手伝ってくれた友人に弁償請求はしづらいものです。
実際に補償もあり、気遣い不要の業者に任せればよかったという経験者の後悔の声も少なくありません。
近距離引越しの場合、自力引越しと業者依頼の費用の差額が一般にいわれる5000円〜10000万円程度なら、リスクを考慮すると引越し業者に依頼した方が安心と考える方も多いのではないでしょうか。
近場の引越しなら、口コミ評価の高い地域密着業者にも見積もり依頼
引越し業者に依頼するなら、大手の近距離引越しプランを検討される方も多いと思いますが、市内や県内などの近場の引越しの場合、口コミ評判の良い地域密着型業者にも見積もり依頼することをおすすめします。
近距離引越しなら大手より、地域に根差した優良な地域密着業者の方が料金が大幅に安くなる場合も少なくないのです。
口コミ評判のいい地域密着型業者は
少数精鋭
エリアを絞り作業効率アップ
下請けを使わず自社対応
宣伝費をカット(リピーターや紹介が多い)
等の営業努力によって格安料金でサービス提供しているところが目立ちます。
また、地域に根差した業者は口コミでの評判が今後の売上に直接的に影響してきますので、高評価を維持するため、親切丁寧なサービス提供に努める傾向があると考えられます。
さらに、少数精鋭で営業が作業スタッフを兼任する安心感やマニュアルにない臨機応変な対応等も高評価につながっているようです。
会社を知名度だけで決めず、大手と評判のよい地域密着業者の両方に見積もり依頼して比較検討することで、より格安で満足度の高い引越しになる可能性は高まるでしょう。
近距離格安プランのある業者に見積もり依頼
大手の近距離格安プランは一人暮らしや単身赴任・学生等の荷物が少ない単身者を対象にしたプランがほとんどです。
格安な料金設定のプランには作業内容に小物の荷造り・荷解きは含まれませんが、大型家具や家電の梱包・開梱・設置は業者がやってくれます。
(ただし、小物の荷造りを当日までに終わらせておかないと、作業時間の遅延による追加料金が発生する場合がありますので注意が必要です。)
プラン |
条件 |
---|---|
日通 「単身パック当日便」 |
・1R〜2DKに住む単身者 ・車で30分前後の移動距離 ・作業時間4時間以内 |
ヤマトホームコンビニエンス 「おまかせフリー割サービス」 |
・輸送距離50km以内 ・荷物量は押入2段分+少々 ・希望する連続した5日間の中からヤマトが引越日を決定 |
アリさんマークの引越社 「ミニ引越しプラン」 |
・同一区内・同一市内の5km以内 ・日時指定不可 、3月10日〜4月10日を除く ・荷物量はプランによりダンボール10個〜3畳に入る程度 |
ハトのマークの引越センター 「小鳩プチトラパック」 |
・同一市区町村内・同一都道府県内 ・時間指定や日・祭日指定は不可 ・専用BOXの寸法は幅1.1m×奥行0.8m×高さ1.7m(2個以上可) |
近距離格安プランは距離や荷物量、日時指定の可否等の条件のほか、梱包資材の無料サービス、使用済み資材の回収等、サービス内容も各社異なりますので、条件や希望に合った業者に 見積もり依頼してみてはいかがでしょう。
小物は自分で運んで、大型家具や家電だけ依頼
食器棚、タンス、ベッド、冷蔵庫等を自力で運ぶのが難しい場合は、大型家具や家電だけを輸送するサービスを行っている引越し業者 に依頼する方法もあります。
日時指定も可能で、家具・家電の梱包・開梱・設置まで行ってくれますので、人手がない方や破損の心配な方には便利なサービスです。
知名度の高いクロネコヤマトの「らくらく家財宅急便」の場合、品物の大きさ(高さ+幅+奥行の3辺合計)に応じて9つのタイプにランク分(ssランク:80cm〜Gランク:450cm)されており、ランクによって価格も異なります。
(ちなみに食器棚:幅80cm+奥行40cm+高さ165cm=285cmでは11250円(税抜)です)
その他にも、引越のプロロの「大物限定パック」、シモツ引越サービスの「ミニ引越便」、ファミリー引越センターの「お得積切り便」、高田引越センターの「節約プラン」など同様のサービスを提供している業者がありますので、利用希望の方はチェックしてみて下さい。
近距離&荷物量が少なければ、午後便もあり!
引越し業者の料金は作業する時間帯によっても異なります。
一般に一番料金の高い「午前便」に次いで「午後便」「フリー便」の順に安くなります。
荷解き作業や翌日のことを考えれば、早い時間に搬入作業が終わる午前便を希望する人が多いのも頷けます。需要が多い時間帯はやはり割高になるということです。
午前便より午後便の方が割引率が高いのは、時間帯を分散させて、より多くの引越しを請け負うための営業戦略といえるでしょう。
また、空いた時間を効率よく活用できるフリー便は業者にとってスケジュール調整のしばりがなく、最も都合のいいプランであるため、格安な料金設定になっています。
このように、料金を節約できる午後便やフリー便ですが、引っ越しの開始時間を指定できない点が大きなデメリットです。
午前便の作業時間によっては夕方スタート⇒夜遅く終了という可能性もあるのです。忙しいビジネスマン等は、翌日の仕事のことを考えると、やはり午前便が安心と考える人が多いでしょう。
ただし、移動時間も少なく、短時間で作業が終了する近距離引越しでは、このようなスケジュール面での心配も、遠距離に比べかなり緩和されるのではないでしょうか。
近距離であれば、例え午後4時スタートであっても、夜中まで搬入作業が終わらないといった事態にならないでしょう。
引越し費用を節約できて、極端に作業終了が遅くならなければ納得できるという方は午後便やフリー便がおすすめです。
体験者が語る近距離引越しの節約方法とは
ここまでは近距離引越しを安くする為のコツやポイントをまとめましたが、実際に多くの引越しを経験した人はどのように節約したのでしょうか。
近距離引越しを複数回体験した方のリアルで貴重な体験談を、ご紹介します。
賃貸住宅の引越しや、自力引越しを迷っている方には特に役立つ内容となっていますので、是非あなたの近距離引越しの節約にお役立てください。
【体験談】自力引越しは二重家賃で損することも・・・
引っ越しというと、遠い場所へ住まいを移動するという印象が強いですが、実際には現在の住まいから近くのエリアへ引っ越しすることも多いようです。
県内や市内など、あまり遠くない場所への近距離引っ越しで上手に節約するためにはどのような点に気をつければ良いのでしょうか。
16回の引越し経験からいえることは「比較検討」だと実感しています。
「家賃などの重複分」と「引っ越し費用」を比較検討!!
引っ越しの当事者が車を持っている場合や身近な人に借りられる場合には、近くへの引っ越しなら自分で少しずつでも荷物を運べるはずです。
そうすると「引っ越し業者に依頼せず自分で運んだ方が安上がり」と考えてしまいますよね。
ところが、そうはならない場合もあるので注意が必要ですよ。
「仕事の後や休日に、コツコツ荷物を運び込めば引っ越しは完了する」と考えているでしょうが、その引っ越し期間中はそれまで住んでいた物件と、引越し先の物件の両方に家賃がかかってきます。
そう、つまり家賃が重複してかかってしまうということ。
また、引越し先でもトイレを使ったり手を洗ったりはしたいでしょうし、暗ければ電気もつけるでしょうから、水道やガス、電気の手続きをすることになりますね。
こちらもまた、重複して費用がかかってしまいます。
荷物の量が多ければ、引越し業者に支払う費用もかさみますが、自分で運ぶとなれば家賃の重複は長期間になります。この部分を比較検討するとどちらがお得かわかりますよ。
まず、引っ越し業者に見積もりを取ってみましょう。
1ヶ月分の家賃+水道光熱費よりも引っ越し代金の方が安いようなら自分でコツコツ運び込むよりも1日で引っ越しを済ませてしまって家賃は日割りにしてもらい、重複がないようにした方が良さそうです。
これは、家賃相場の高い地域か安い地域か、荷物の量が多いかどうか、引っ越しシーズンなのかそうではないかなど、条件で違ってきますので一概にどちらがお得とは言えません。
また、1ヶ月も重複しなくても、近距離なら1週間くらいあれば引っ越しできそうという場合には、その1週間の間に自分で運べる荷物がほとんどならば、頑張ってやってしまう方がお得になる場合が多いでしょう。
この場合、賃貸契約がどうなっているかを確認してくださいね。
家賃を日割り計算してもらえる物件(大家さん)も、そうではない物件もあるので注意が必要です。
さらに、冷蔵庫や洗濯機、大型テレビなど自分では重くて運べないものがあるようならその分は引っ越し業者か運送業者に依頼しなくてはなりませんね。
その見積を取ってみて、自分で納得がいく金額ならば1週間程度家賃の重複があっても自分で引っ越しをした方が良いと判断できるでしょう。
冷蔵庫や洗濯機だけを運ぶ費用が意外にかかってしまうようなら、すべての荷物を引っ越し業者に依頼した方が良いと判断することもあるでしょう。
そのあたりも、運送業者によって金額は違いますからいくつかの業者に見積を依頼して検討するべきですね。
友人知人に引っ越しの手伝いを依頼するかどうかを比較検討!!
近くへの引越しならば、友人知人の中で手伝いを申し出てくれる人がいるかもしれませんね。
近距離といえども、よほど荷物の少ないひとり暮らしの人でない限り、前述の「家賃などの重複分」と「引っ越し費用」を比較検討して、自分で引っ越しをしてしまおうと判断した場合には、誰かに手伝ってもらうということが必要になってくるでしょう。
テーブルや家具、棚など、二人いないと車へ運び込めないというものも出てくるからです。
冷蔵庫や洗濯機を運送業者へ依頼したら、あとは自分一人で充分運べる、という場合は良いのですが、手伝いを頼む場合は友人知人であっても、やはりある程度の出費を見積もっておくべきです。
引っ越しの当事者との関係性にもよりますが、現金でお礼を手渡す場合もあるでしょうし、食事などをごちそうすることもあるでしょう。
ちょっとしたプレゼントをお礼にするかもしれません。数人に手伝ってもらうことになれば、そうした費用が馬鹿にならない金額になってしまいます。
つまりここでは、「冷蔵庫や洗濯機などトラックで運んでもらうものだけを引っ越し業者や運送業者に頼んで、残りは友人知人の協力で引っ越しをする」のか、「冷蔵庫や洗濯機だけでなく、他の大きなものも引っ越し業者や運送業者に運んでもらって、自分が運ぶのは本当に一人で持てるものだけにする」のかを比較検討する必要があるということです。
はじめに引っ越し業者や運送業者に見積をいらいするときに、
- 「冷蔵庫と洗濯機のみ」の場合
- 「冷蔵庫、洗濯機、家具、棚など大型家具・家電のみ」の場合
- 「すべての荷物」の場合
というふうに運ぶ荷物の量に応じた3パターンの見積をだしてもらっておけば、友人知人へのお礼でかかる費用と合算することで比較検討して判断できるというわけです。
見積もり依頼は、引っ越し専門の比較サイトで概算はわかりますが、正確な見積も無料で出してもらえます。
引っ越し業者の営業担当者も人間なので感じの良い人もいれば無愛想な感じの人もいますので頼みにくく感じるかもしれませんが、この3パターンの見積をお願いすればちゃんと出してもらえますよ。
最近は「他人に迷惑をかけるのはちょっと」という若い人も多いかもしれませんね。
けれど、こうしたことを手伝ってもらうことをきっかけに人と人は距離が縮んでとても仲良くなったりするものです。
相手が困ったときは自分が助けてあげるのが当然と考えていて、実際にすでに相手のために気軽に何かをしてあげているような関係なら、自分も引っ越しの手伝いをお願いしてみるのも良いと思いますよ。
(管理人の感想)
近くエリアへの引っ越しについてどのような点を比較検討したら費用を節約できるかを説明してもらい、とても参考になりました。
それぞれの家賃相場や運送業の相場によって事情は違いますから面倒でも見積を取って比較することが重要な節約ポイントになってくるようですね。
また、引っ越し業者に依頼するのとかかるお金は同じだとしても、友人知人に手伝ってもらい、その後みんなでワイワイ食事に行ったりカラオケに行ったりするというお金の使い方は、友情を深めるという意味では楽しい使い方となるかもしれません。
「引っ越しを楽しいイベントにしてしまう」という考え方があるとすれば一概に金額だけで比較するのではなく、自分はどんなふうにお金を遣うのが好きなのか、という部分も検討する対象になるということがわかりますね。
どちらにしても、比較する材料を多く集め、比較検討して自分で納得のいく引っ越しにしたいものです。