急に引越しが決まったらやるべきこと6つ
急に引越が決まったら何から手を付ければよいのでしょうか。
迷ってる暇はありませんから、優先順位をつけて、効率よく準備を進めたいもの。
慌てず、損をしない、そんな急な引越のすすめ方をお伝えします。
急な引越しでやるべきことを優先順にまとめました。
できるだけ効率よくすすめていきましょう。
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賃貸物件の解約手続き
賃貸物件にお住まいの場合、まずは「賃貸借契約書」を読み直し違約金や退去の通知期限を確認しましょう。
殆どの契約では基本的に退去日の1ヵ月前に解約の通知をしなければなりませんが、物件によっては2ヶ月、3か月前の場合もあります。
いずれにしても申し出が遅くなればなるほど支払いが増えますので、なるべく早く解約通知をしたいところです。(月の途中で解約の場合、家賃が日割り計算できるのかは「賃貸契約書」で確認して下さい)
駐車場を借りている場合も解約が必要となるので、管理会社又は大家さんに申し出るのを忘れずに。また、賃貸住宅退去日当日は室内確認立ち会いが必要な場合もあるので、確認しておきましょう。
新居となる物件探し
転居先での新居探しは急を要しますので、ゆっくり検討している時間はありませんよね。
事前にネットの賃貸物件サイト等で希望の物件を、間取りや周囲の環境だけでなく、勤務先や学校への交通機関、スーパーへの距離なども考慮しながら探しておきましょう。
また、現地での契約に備えて、あらかじめ必要な書類なども確認しておくと、時間の節約になります。
どうしても新居が見つからない場合はいったん家具付きマンション等に仮住まいして、新居を探すのも一案ですが、その費用負担については確認が必要です。
引越しが決まってから最短何日で引っ越せる?
旧居の「退去予告の期限」を守り、二重家賃の発生ゼロで引っ越すなら最短で1ヶ月(物件によっては2〜3ヶ月が期限の場合も)かかります。
もし二重家賃の発生はあきらめ、退去は自己都合のタイミングにするとしても、新居物件への入居には「入居審査」が必要です。
「即入居可物件」であっても、入居審査には最低2日〜1週間かかります。
つまりどんなに急いでも物件を選んだとしても、そこから2日以上はかかるということになります。入居審査は省略不可、短縮不可ですので、急な引越しの予定を考える際には、くれぐれも注意しましょう。
ライフラインの手続き
水道・ガス・電気の使用停止と使用開始の手続きは電話又はインターネットでできます。
検針票や領収書に記載されている「お客様番号」が必要ですが、不明な場合は住所氏名でも本人確認が可能です(電話申込のみ)。
引越し予定日、転居先住所も手元に控えておきましょう。
水道
旧居での使用停止と、新居での使用開始手続きを、できれば1週間前迄に、遅くとも引越数日前までにしておきます。
使用停止と開始、どちらも管轄水道局のお客様センター等に電話又はウェブで連絡すれば受付けてもらえます。
もし旧居と新居が同じ管轄内であれば、停止と開始の手続きが一緒にできます。
手続きをし忘れると、旧居では引越後の清掃業者が使用した水道料金も含めての請求になったり、新居の水道がすぐ使えないといったトラブルの原因になるので気をつけましょう。
<精算方法>
引っ越した月は使った日迄の水道料金を日割計算で支払います。銀行引き落とし、クレジットカード、コンビ二後払い(請求書後送)、また、当日立会い精算(要予約)も可能です。
水道局が変わると利用できない支払い方法もありますので、停止手続きの際に確認しておきましょう。
<使用開始方法>
水道メーターボックスの中にある栓をひねって開けば水道の使用が可能になります。
新居のわかりやすところに「水道使用開始申込書」が用意されていますので、記入してポストに投函するのを忘れないようにして下さい(インターネットからの手続きも可能です)。
電気
電気も旧居での使用停止、新居での使用開始申込を、引越の1週間前位迄には済ませておきましょう。
管轄の電力会社に電話、又はホームページから直接申し込むことができます。
<精算方法>
引越当日に旧居に担当者が来訪する、又は後日来訪してメーターで当該月の使用量を確認の上、精算となります。
電力会社の立会いがなく引っ越す場合は、ブレーカーを落としていきます。
ただし、凍結の可能性がある時期の寒冷地ではブレーカーを落としてはいけないケースもある為、停止申込の際に必ず確認してください。
<使用開始方法>
新居では、アンペアブレーカー→漏電遮断器→配線用遮断器の順につまみを「入」にしていきます。電力会社の立会いは無く、これで電気が使用可能です。
水道同様、「電気使用申込書」に必要事項を記入して投函する、又はウェブサイトから使用開始の手続きをするのを忘れないようにして下さい。
ガス
ガスの手続きも、旧居と新居の管轄するガス会社に事前に電話連絡又はホームペーにからの申込が可能です。
ただし、ガスの場合、閉栓開栓ともに、ガス会社係員の立会いが必要となります。
旧居の閉栓はオートロック式住居の場合立会いが必要。(ガスメーター迄立ち入れる場合は立会い不要、尚、立会いは管理人でも可能)
新居での開栓は本人家族又は使用機器がわかっている代理人の立会いが必要。
繁忙期には希望日時に予約ができない可能性も有るため、引越日が決定したらなるべく早く、事前手続きしておきましょう。
<精算方法>
当日係員が来訪の上、検針、閉栓します。
転居先も同じガス会社であればそのまま口座振替が利用できますが、変わる場合、クレジットカード、コンビ二や金融機関での後払いも利用可能です。申込の際に支払い方法を確認して下さい。
<使用開始方法>
係員が立会い、開栓してくれます。
引越し業者選び
特に急な引越しの場合、引っ越し業者を探す手間と電話でいちいち荷物を説明する手間がかかる、電話での見積りは非効率的ですので、インターネットの一括見積サイトを利用するのが効率的です。(即日引っ越しの場合は電話と併用)
また、トラックが予約いっぱいという理由で引き受けてくれない業者もある為、「引き受けてくれる」業者を絞り込むことが最優先です。
参考⇒上手な引越し業者の選び方
ちなみに、急な引越し見積り依頼について、大手引越し業者は何日前迄応じられると言っているか調べてみました。
アート引越センター
急な引越しなんですが、見積り・引越しの受付は予定日の何日前までですか?その時の混み具合によって変わってまいります。繁忙期などはご希望日前日のお見積りのお申し込みは難しいことが多いため、早めのお見積りのお申し込みをおすすめします。詳しくはお問い合せください。
通常であれば、車輌等の手配がございますので、お見積りは引越し予定日の2日前ぐらいでお願いしております。予約状況によりましては、ご対応できないこともございますので、あらかじめご了承ください
日通
引越し日のどれくらい前に見積もりを頼めばよいですか?見積依頼をいただくケースとしては、早めのお見積もりなら引越し日の約2ヶ月前、遅めでは約2週間前、といった具合に幅があります。
引越作業は、指定席の予約と同じように、需要の多い日から埋まっていきますので、作業枠に余力があれば、引越し日の2〜3日前でも対応可能な場合もありますし、逆に引越し作業の集中日については、2か月前のご依頼でもご希望の日程での作業ができなくなる場合もあります。
通常期でアートは2日前、日通は2週間前と記載しており、業者によって幅があるのが分かります。どうしても急ぐ場合は電話で直接確認するのが一番早いかと思います。
アート引越センター | 0120-0123-33 |
---|---|
日通 | 0120-154022 |
ヤマトホームコンビニエンス | 0120-008008 |
サカイ引越センター | 0120-00-1141 |
アート引越センター | 0120-0123-33 |
アリさんマークの引越社 | 0120-77-2626 |
※数多くの業者が参加している一括見積もりなら、引き受けてくれる業者を手間無く探し出せるのもメリット。急な引越しの場合は電話で1件ずつ確認すると「出来ません」という業者にあたる可能性も高く、大変な作業になります。
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2〜3日の余裕がある場合は数社の見積もりを比較、交渉して格安見積もりを引き出しましょう。(引越し業者の見積もりは最大50%程度の差がでるそう)
即日見積もり、翌日引っ越し対応も可能!
即日(当日)引越しの場合
即日引越しの場合、とにかく引っ越し業者に依頼するのが先決です。
条件にもよりますが、インターネットの一括見積りサイトを利用すると即時対応してくれる業者も見つかる可能性もありますので(可能の場合でも午後のフリー便)、まずは見積りを依頼。反応が遅ければ、何社か選んで電話で相談してみましょう。
ただし、引っ越し繁忙期の3月〜4月の即日引越はトラックが一杯で現実的に手配できないため、予約できる可能性は殆どないと言わざるを得ません。
最短でいつ引っ越せるのか、可能性を探る為にもインターネット一括見積と電話依頼は併用すべきです。
単身引越しなら
単身引越し限定のサービスパックは価格もスピードも優遇、しかも安心の日通&クロネコ。
単身者の急な引越しには便利なおすすめプランです。
日通〈単身パック当日便〉
日通の単身パック当日便は
- 車で30分ほどの距離内
- 単身の1R〜2DK程度の荷物
- 4時間以内の作業時間
に当てはまる単身者向けの引越しサービス。
近隣への転居で荷物が少ない単身者の急な引越しにぴったりです。
ヤマトホームコンビニエンス 単身引越ジャストサービス
クロネコヤマトの単身引越ジャストサービスは混載便の安さでありながら、600q圏内なら翌日配送と9時〜18時間での到着指定が可能。
宅急便幹線ネットワークを持つクロネコならではのサービスと言えます。
更にテレビと洗濯機の設置サービス付き。
転出・転入届
引越しが決まったら住民票を移さなければなりませんが、同一市区町村への引越しと他の市区町村への引越しでは手続きが異なります。
同一市区町村への引越し
新居が同一市区町村の場合は14日以内に引越し後に身分証明書と印鑑を持って「転居届」を役所に提出してください。
他の市区町村への引越し
他の市区町村に引越しする場合は、引越し日まで14日をきったら身分証明書と印鑑を持って現住所の役所で転出届を記入し「転出証明書」を発行してもらいます。
新居への引越しが完了後14日以内に身分証明書と印鑑と転出証明書を持ち新住所の役所で転入届を記入して転出証明書と一緒に提出してください。
国民健康保険や国民年金に加入されている方はその手続きも同時にしておきましょう。
郵便物の転送
郵便局に転居届を出すと、 転居日から1年間、旧住所宛の郵便物等を新住所に無料で転送してもらえます。
申請は「郵便局窓口」「ポスト投函」「インターネット」の3種類があります。
<郵便局窓口>
最寄りの郵便局窓口に申請する場合は、
- 免許証や保険証など本人確認
- 旧住所の記載がある免許証、パスポート、住民票等
を持参します。
<ポスト投函>
全国の郵便局で配布している転居届専用用紙に必要事項を記入して、ポスト投函することで申請できます。
この場合、日本郵便社員による現地訪問や旧住所宛に確認書送付等の転居事実の確認が行われることがあります。
<インターネット>
専用画面「e転居」(スマホ又はパソコン)に必要事項を記入して申し込みます。
手続きには、メールアドレスと携帯電話又はスマホが必要です(手続きの最中に表示される電話番号に携帯かスマホから電話しなければならない為)。
急な引越しの荷造りのすすめ方
急な引越しにの荷造りは本当に大変ですが、まずやるべきことは、不用品の仕分け。
いらないものを選び出して処分の手続きを確認し、間に合うならば処分していきましょう。
もし仕分けが間に合わない場合、とりあえず荷物として持っていき、新居で処分を検討するのが効率的でしょう。仕分けに悩んでいる間に少しでも荷造りが進みます。
急な引越で荷造りしている時間がない場合は引っ越し業者が用意している、荷造り荷解きお任せプラン(両方、片方だけが選べます)を利用しましょう。
自分でやれば無料なので無駄な出費に思えるかもしれません。
ただ、荷造り・荷ほどきでヘトヘトにならずに済み、体力を温存して新生活を早く快適にスタートさせられるメリットはお金に変えられないとも。予算が捻出できるようなら検討する価値はあると言えます。
引越し直前の荷造りに注意
ついうっかり忘れがちなのが冷蔵庫と洗濯機の引越し準備。
冷蔵庫は中身を処分して空にして水抜きが必要ですが、当日では間に合いません。
引越し当日の半日〜1日前には電源を抜き、水抜き、庫内清掃をしておきます。
洗濯機の水抜きはとても簡単、10秒ほど洗濯槽を運転し、給水ホースに残っている水を抜き、脱水運転後に排水ホースの水を抜きます。くわしくは取扱説明書を確認のこと。
簡単ですが、やっておかないと、慌てる羽目になります。
新居に入れないor新居が見つからない時の荷物一時預かり
(出典:カルガモ引越センター)
急な引越しの場合、退去は決まっても、新居が決まらないとか新居に数日以上何らかの理由で入居出来ないケースがあります。
自分はどこかに宿泊するにせよ、荷物をどこに預けるか?が大問題。
そんな時は、
引越し業者の荷物一時預かりサービス
トランクルーム専門業者
を利用するしかありません。
特に前者は引っ越し作業で運び出した荷物を、希望日迄そのまま預かってくれて、新居へ搬入してくれるサービスで、手間がかからないのが最大のメリット。
一時預かりを利用したい場合は、事前に引越し業者に料金や実施しているかどうか等を確認してみて下さい。
トランクルームの場合、荷物を自由に出し入れできますが、自力で搬入と搬出が必要な為、急に決まった引越しで利用するのは正直大変かもしれません。
繁忙期の急な引越しで新居探しに難航したら?
引越しシーズンと言われている3月、4月は新居を探すのもとても大変です。
急な引越しの場合、新居も見つからず、荷物を預けるトランクルームも空きが見つからない、といった最悪の事態になる可能性も否定できません。
もし新居探しに難航しそうな場合、新居が決まるまで現在の部屋の解約を保留にするのも一案。解約通知が遅くなると二重家賃の可能性もあり、金銭的な負担は大きいのですが、安心してよい物件探しに集中できるというメリットも。
新居が見つかりそうかどうか、不動産屋さんともよく相談してから、行動した方がよいでしょう。
まとめ
急な引越しは新居探しから引越手配まで短期決戦。時間をお金で買う、という判断も必要になってきます。二度手間を避ける為にも事前にしっかり情報収集して、スムーズに進めていきましょう。