洗濯機の引越しを自分でやる場合のデメリットは?
引越し費用を節約するために洗濯機の運搬や取り付けを自分で行う予定の方もいると思いますが、洗濯機は1人で運べるのでしょうか?
その答えは、機種によるということになるでしょう。
実際に重さもあり、作業も超簡単というわけではありませんが、全自動洗濯機なら、それ程難しくありません。
水抜きや取り外し等の事前作業や運搬、設置も説明書を読み、不明点はネット検索やメーカーに質問すれば、よほど機械操作が苦手な方や非力な方以外は可能だと思います。
ただし、一人で移動が可能な全自動洗濯機といえども、横積みや横倒し運搬、激しい揺れは厳禁なので、注意が必要です。
横に傾かないよう出来るだけ垂直に持ち上げ、揺らさずに静かに運ばなければいけませんので、移動にはある程度の力もいります。
特に階段の上り下りやコーナー、狭い搬入通路等は、壁を傷つけたり、洗濯機をぶつけて凹ませたりする危険性がありますので、できれば二人で作業することをおすすめします。
さらに重いドラム式洗濯機は移動も設置も二人以上いないと難しいでしょう。
作業スペースの狭い場所でどちらかが非力だと、防水パンに乗せるのも一苦労します。
排水口が洗濯機本体の真下にある場合は、排水パイプをつなぐ際にどちらかが持ち上げていなければいけない状況もありえるということも自分達で行うかどうかの判断材料として下さい。
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各メーカーの洗濯機の重さを比較
各メーカーの洗濯機の重さを調べてみましたので、自分で運ぶ場合は参考にして下さい。
全自動洗濯機 |
タテ型洗濯乾燥機 |
ドラム式洗濯乾燥機 |
2槽式 |
|
---|---|---|---|---|
シャープ |
30〜38kg |
36〜46kg |
76〜78kg |
× |
東芝 |
36〜42kg |
46〜49kg |
80〜89kg |
× |
パナソニック |
33〜40kg |
47kg |
75〜77kg |
23kg |
日立 |
26〜40kg |
50〜65kg |
79〜83kg |
25〜47kg |
比較表を見ても、ドラム式は80kg程度の重量があり、簡単に持ち上げられる重さではないことが分かります。 力を入れにくい狭い空間での作業は更に困難になることは想像できるのではないでしょうか。
自分で設置する最大のデメリットは水漏れトラブル
そして、自分で洗濯機の設置を行う場合、最も問題になるのが水漏れトラブルです。
排水ホースのはずれも問題ですが、自動ストッパー付給水栓ジョイントがついてない給水ホースが外れて水が大量に漏れると大変です。気づくのが遅れると大洪水になりかねません。
マンションなど共同住宅の2階以上で大量に水漏れした場合、階下まで水浸しになって甚大な被害になる可能性もあります。修繕費として100万単位の損害賠償を請求されるケースもあるのです。
洗濯機の設置に慣れていない方は、給排水の水漏れチェックを行いながら、慎重に作業を進めてください。
心配な場合は、利用時以外、洗濯用給水栓を締めておくことをおすすめします。
このような万一の水漏れトラブルの可能性を考えると、工事が確実な専門業者に払う5000円程度の取り付け費用は高くないともいえるのではないでしょうか。
洗濯機の設置を自分でやるのではなく、業者に依頼する場合は、引越し業者、電気工事業者いずれにい依頼するにしても、補償について事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
洗濯機の引越しでは、運び方や取り付け方に要注意。引っ越し前の準備〜設置まで、トラブルなくスムーズに新居に洗濯機を移設するためのコツや注意点をまとめました。